体験者からのメッセージ

まちくさを眼差す目、それは人を大切に眼差す目に通じる。
「この人にこんな感性が..!」
まちくさワークショップの時間は、その人がどんな自分でもいいと許され、認められる時間。
かつて重本さんは自分の中の違和感や疑問と丁寧に向き合うことで『まちくさ』と出逢った。見過ごしそうな小さな存在にあえて着目し、その魅力—個別性・普遍性・異次元性・遊び心・変貌自在さの虜になった。
実は、まちくさとは重本さんその人とも言える。まちくさを介し現れる視点や思想の自由さ。どんな存在にも見出す意味や価値。
『まちくさ博士』と話すだけで会話が弾む。名づけるだけで、何でもない風景が記憶に残る風景に変わる。まちくさという何者かと向き合うことで、なぜか昔の小さな自分—未知な世界にわくわくしていた自分を思い出す。軽々と次元を超え、様々な枠組みを取っ払っていける、そんな魔法のような力がまちくさにはある。視点の大旅行だ。
草花が種を飛ばし遠くで花開くように、まちくさは今、日本の至る所で関わる人を魅了し続けている。世界の「MACHIKUSA」になる日もそう遠くはないかもしれない。
さあ、あなたもまちくさという旅に出かけてみよう。
重本さんという白衣の「水先案内人」と共に。

白水育世(京都市まちづくりアドバイザー、ライター)

私は雑草の生態を研究している。雑草と呼ばれる植物に、重本さんは「まちくさ」という素敵な名前をつけてくれた。街中に雑草はないと思うかも知れないが、意外なところに小さな花を咲かせている。ただ私たちは忙しすぎて、気が付かないだけなのだ。まちくさの魔法にかかると、わずかな距離を歩くのに何十分も掛かる。宝物は、どこか遠くにあるのではなく私たちの足元にある。このワークショップは、そう語りかけてくれるようだ。

稲垣栄洋(植物学者、静岡大学教授)
グリーンポッキー
投稿されたまちくさを紹介